ブログ

2026-10-29 22:25:00

遊佐町の海岸清掃にドローンを導入|『ローカル・ブルー・オーシャン・ネットワーク推進事業』での漂着ごみ搬出の取り組み」

山形県遊佐町の三崎海岸(吹浦、秋田県境から約1キロの地点)で、ドローンを使った漂着ごみの搬出作業に、doSORAとして参加しました。崖下など人手での運び出しが難しい場所でドローンがどのように役立つのか、実際の現場での取り組みをご紹介します。

取り組みの概要

今回の活動は、酒田市のNPO法人「パートナーシップオフィス」と山形県の提案により、環境省の「ローカル・ブルー・オーシャン・ネットワーク推進事業」として、2026年10月12日に実施されました。東北公益文科大学・鶴岡高専の学生30人余りに加え、「美しいやまがたの海プラットフォーム」や「鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会」など協力団体のメンバーも参加し、合計約60人の規模で行われました。

ドローンが担った役割

三崎海岸は、漂着ごみが崖下などアクセスの難しい場所に溜まりやすく、人の手だけで海岸まで運び出すには大きな負担がかかります。今回は、重さ約20キロのフレコン(大型土のう袋)にごみを詰め、ドローンで国道7号沿いの集積地点まで空輸しました。1回の往復は約4〜5分で、約2時間の作業の中で繰り返し運搬を行いました。

FC30 海洋ゴミドローン運搬

当日の成果

当日は、ドローンによる搬出と人力による搬出を合わせて、約525キロの漂着ごみを車両に積み込める地点まで運び出すことができました。内訳はドローンによる搬出が約376キロ、人力による搬出が約148キロで、全体の7割以上をドローンが担う結果となりました。主催団体の副理事長からも「ドローンの有効性をある程度、確認できた」というコメントがあり、一方でコスト面や、操縦を担う地元人材の育成が今後の課題として挙げられています。

Flycart30 海洋ゴミ運搬ドローン

doSORAとして感じたこと

海岸清掃は、崖や岩場などドローンの輸送能力が特に活かせる現場が多く、人手不足や高齢化が進む地域にとって、ドローンが作業の負担を減らす有効な手段になり得ることを改めて実感しました。今回のような環境保全・地域貢献の取り組みに加えて、災害時の物資搬送や被害状況の調査など、ドローンの「運ぶ・調べる」力は様々な場面で活用できます。山形県内の自治体・団体の皆様で、ドローンを使った取り組みにご関心がある場合は、お気軽にご相談ください。

参考:庄内日報「ドローン投入 漂着ごみ525キロ搬出 遊佐町三崎海岸」(2026年10月14日付)